原料名称
Cannabigerol (カンナビゲロール)
原料濃度
濃度：CBG 99.4%
残留限度値：Δ9-THC (Δ9-THC + Δ9-THCA × 0.877) < 1ppm
原産地
米国
製品区分
粉末, 10ppm未満（適合）
輸入食品等届出済（2025年1月）
原料情報
形体：常温で粉末状
外観：白色
特性：油溶性
化学式：C₂₁H₃₂O₂
分子量：316.47 g/mol
分子構造：2-[(2E)-3,7-dimethyl-2,6-octadien-1-yl]-5-pentyl-1,3-benzenediol
CAS番号：25654-31-3
登録・認証
本製品は、USDAの2018年農業改善法に基づき登録された米国の産業用ヘンプ農家からのヘンプバイオマスに由来します。
また、FDA登録およびGMP認証を受けた施設で製造され、cGMP基準に準拠し、Non-GMO認証を取得しています。
保管方法
冷暗所（15~25℃程度）で、湿度の高い環境を避け、容器を密閉し保管してください。
出荷状態
1kg以上のご注文は、現地で計測された重量に基づき出荷されます。
原料について
CBG（カンナビゲロール）は、カンナビス植物から抽出される数多くのカンナビノイドの一つで、THCやCBDなど他の主要カンナビノイドの前駆体として知られています。
CBGはカンナビス植物内で化学変化を経て他のカンナビノイドへと変化するため、「カンナビノイドの母」と呼ばれます。また、非精神活性であることから、使用者に陶酔感や酩酊感を与えることはありません。
CBGの研究はまだ初期段階ですが、潜在的な医療効果に関心が集まっています。CBGはエンドカンナビノイドシステムにおいて、CB1およびCB2受容体と相互作用し、神経系や免疫系をはじめとする幅広い生理機能に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
特に、緑内障症状の管理、抗炎症、抗菌、抗がん、食欲刺激など、幅広い有用性が報告されています。
一般的なカンナビス株でのCBG含有量は僅かですが、近年は高濃度CBG品種の育種が進められています。抽出や精製技術も向上し、これにより高品質なCBG原料の安定供給が実現可能となりました。
これにより、CBGを活用した製品の研究開発が促進され、サプリメント、機能性食品、化粧品、ウェルネス製品など、多様な領域での製品開発が促進されています。
研究が進むにつれて、CBGの健康への具体的な効果や治療応用の可能性がさらに明らかになるでしょう。将来的には、科学的研究の進展や規制整備により、CBGが新たな健康サポート成分として注目を集めることが期待されています。
【参考文献】
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